今日は蠍座新月です。
蠍座のエネルギーは不死鳥のように、倒れても復活し、力強く再生するような強力なものです。
そんな蘇りのエネルギーの高まる1ヶ月のスタート、久しぶりの記事のお題には少しヘビーではありますが、つらい出来事への対応、心の持ち方について書きたいと思います。
つらい経験というものは、できればしたくない。ですよね。
毎度心が張り裂けそうになり、人に対して感じる良くはない感情に自分が飲み込まれそうになります。
ですが、私は自分の ”たましい” を意識してからは、以前とは違い、”全て自分の成長の為に起こることで、必要な経験をしている。”という考え方に切り替えることができ、とても楽になりました。
また、過去、特に幼少期の経験は、インナーチャイルドの癒しが進むことで両親との関係もとても良いものにさえなっています。
成功した経験、素晴らしい経験ももちろん必要なことではありますが、
私はつらいことや思い通りにいかない経験こそが、他者に対して ”こうあるべき” という無意識の思い込みの制限を外し、相手に近づく一歩となる、と思います。
自分自身に降りかかると思わなかった事態こそが、自分自身に対する過信を削ぎ落とします。
今まで逆の立場で眺めていたことがらを、当人になることで初めて本当の意味で理解し、同じ立場で物事を見れるようになります。
今まで相手の想いを想像して、相手の立場に立って考えられているように思えていても、そうではなかったのだと気付かされます。
もちろん、同じ経験をしているからといって、全て人と同じように感じられる訳ではないですが、それでも、同じ立場に立ったことがある人に話を聞いてもらうだけでどれだけ心が救われるか。
相手が今直面しているつらい経験を過去に経験したことがある場合、その人の心に寄り添っているその時に、相手の心の全てをすくい上げることは出来なくとも、自分の経験は必要なことであったのだ。と思います。
つらい経験は、無理に忘れる必要も、抑え込む必要もなく、やさしく抱きかかえることで、癒しが進みます。
それは少しずつ自分の中にじんわりと溶け込み、いつかその経験が、誰かに寄り添えるための温かな言葉や気持ちに変わる時がくると思います。
ありとあらゆる人が経験することを一つの人生で経験つくすことなど無理なことではありますが、今回の人生では「このような経験をする、そこから何かを学びとるために、誰かに寄り添う心の領域を広げるために、生まれてきたのだ」と考えるだけでも ”つらい経験” に何か意味を見いだし、心を保つことができるのではないでしょうか。
誰かの心に届きますように、愛を込めて。