農家になるという事

先月から自然農法で野菜づくりが出来る貸し農園を借りて、野菜づくりを始めたばかり。
野菜づくりをもっと深く学びたい!という思いで畑を借りたのと同時に農業の講座を通して学んでいます。

トラクターや草刈機など大規模な農業に必要な機械も一通り使うので、営農する場合のイメージも湧いて来ますが、その講座を経て、農家になる!と決意し、本格的に農家研修に行くのか、もっとゆるやかに農的な暮らしや半農半Xをしたい。など、皆の進路は様々です。

本格的な営農=新規就農するにはどういう道を辿るのかというと、農業教育期間で研修を受けるか、研修生を受け入れている農家さんの元で一定の時間と期間、農業研修をする必要があります。
人々の大切な食料を作る仕事に携わるということは簡単なことではないのです。

私においては農家として生計を立てたいのか?というとそうではありません。

目指すは『農ある暮らし』。

農地としてはあまり大きなものではなく、自分や家族がすべての食料を外で購入せずに食べられる分、余ったものは友達やご近所さんや販売も。という思いがあります。
最終的にはもっと大きな土地を借りて実現したい夢もありますが、まずは流通面に関わることで準備していることもあり、ここではまだ心の中で温めておこうと思います。

ただ、私の目指す農ある暮らしの実現へのハードルが意外と高いのではないか?と思い始めています。
農ある暮らしを実現するには農地の確保は欠かせません。市民農園を借り続けるのもコスト的には高いものになってしまうので趣味としてなら良いのですが、もう少し規模を広げていくには、という事を常に考えます。

もっと地方に入れば土地付きの物件なども借りやすいはずですが、私の住む地域は都会とも近く、地価も高い。
空き家や休耕地があっても所有者が手放さない方が多いです。また得体のしれない相手には簡単に土地を貸してはもらえないので、先に述べたように農業研修などを経て正式に農地を借りることが必要になります。

と、ハードルの高い話ばかりになってしまいましたが、将来もっともっと高齢化が進み、農地を借りる為の制度は緩まるだろうと言われていますので未来は明るい!と思っています。

とはいえ私はまだ、野菜づくりは始めたばかり。
借りた畑で愛情たっぷりに野菜を育て、野菜づくりの経験を少しずつ積みながら常にアンテナを張っておけば、ご縁は広がり、チャンスがきた時にすぐに飛び乗る事ができるのだと思います。

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